30歳。2人の子持ち親父の育児・仕事日記

30代中盤男性の育児日記です。共働き、男の子2人の4人家族。育児について、仕事について、お金についてを徒然なるままに。

仮想通貨って結局どーなのかしら。

何かと話題の仮想通貨。

やれ「投機行為だ」の、やれ「ノミ行為」だの色々言われちゃってます。ただ、あれはコインチェックの問題であって、仮想通貨そのものがダメになっちゃうのは勿体無いなあ。思想としては悪いものじゃなかったのに。

 

あと友人と話してたら仮想通貨はビットコインだけだと思ってる人が多いこと多いこと。色々あるんですよ。僕は今回流出したネムイーサリアム持ってるんでけどね…まあ、損はしてますよ。ええ。

 

仮想通貨はリバタリアン

リバタリアンも色々ありますが、要は個人の自由を求める思想です。国家が経済に介入すべきではないと考え、いわゆる小さな政府を求めますし、個人も他者に迷惑をかけない限り自由が保障されると考える思想。(ちなみに私はこれです)

 

仮想通貨は国家に保障されずシステムでセキュリティを担保し安全を作っています。(ブロックチェーンというものですが、これについて知りたい人は本を一冊か二冊読んでみてください。)国家に属さないことに対し、通貨と呼ぶのをやめようなどの批判がありますが、これは的外れ。いや的を射ているか。要は今の通貨の基準にあっているかどうかは本質的なことじゃない。使う人の間で安全が確認されていれば、通貨の機能を果たしているのです。これは国家に縛られないというリバタリアンの思想と一致します。

 

別の経済圏を作る

これは仮想通貨の真の姿。例えば、超超単純化すると。私がある仮想通貨「X」を作ったとします。で、知り合いの農家、酪農、家電メーカー、喫茶店…などで使えるようになったとします。この中でその仮想通貨を使い続けます。だんだん、うちも入れてくれという店が増えたとします。私はこの仮想通貨「X」だけあれば生活できるようになります。でも「X」の使える業種の中に牛丼屋がありません。私は牛丼を食べるためだけに円を使うことになります。

 

つまり、「X」と「円」で2つの経済圏を持つことになります。これがポイント。今までは円を稼ぐことだけ考えてきましたが、「X」を稼ぐことで生活できるようになる。「円」は遊ぶために、贅沢するために稼ぐだけよくなる。となると、円を稼ぐだけの普通の仕事なんてしなくてもいい…これが仮想通貨が作る社会です。

 

これは佐藤航陽さんの「お金2.0」にも書かれていますね。

 

インチェックの大罪

相当にセキュリティが甘く、仮想通貨のイメージを一気に悪くしちゃいました。日本は仮想通貨大国になれたのに、これは大きなマイナスです。

さらにこれがまずいのが、ノミ行為をやってたんじゃないかって疑いがあること。

例えば、私がコインチェックでビットコインを100万円買ったとします。コインチェック側は入金を確認、私にも100万円分のコインチェック購入が画面で確認できてます。でも実はビットコインは買われておらず、画面上だけの「情報」だったらどうします?ビットコインが懐に入れてたら…

 

元々、仮想通貨は仮想だったのにさらにそれを仮想にしちゃったっていう…もはや概念の戦いになってきた感があります。楽しくなってきました。