30歳。2人の子持ち親父の育児・仕事日記

30代中盤男性の育児日記です。共働き、男の子2人の4人家族。育児について、仕事について、お金についてを徒然なるままに。

LGBTの人が異性愛者と同じ権利を得ることが、なぜ行政支援なのか

ちと前に杉田水脈議員の「LGBTの人は生産性がない」ってのが話題になってましたね。タイムリーに書くのはちょっと抵抗があったので、少し時期をずらして書いてみます。

 

「生産性がない」=「人権がない」ではない。

そもそも、人を生産性でくくるのは間違い。生産性なんてものでくくれるわけがない。100万歩譲って人の価値が生産性で評価されるのなら。まず、ここで言う生産性は「子供」を産むか産まないか。(働いているLGBTと無職の異性愛者は、金という意味ではLGBTの人のほうが生産性があるわけです。)

では、子供を産まない異性愛者は?結婚していても自分の意思で子供を持たない人もいるし、体質・環境として子供が持てない人もいます。その人たちは生産性がないのでしょうか。

 

そもそも、「子供を産む=生産性」なら年金は廃止すべきでしょう。だってお年寄りは子供産めないし。

 

こういうと年配の方は子供を産むことはもちろん、日本に貢献してきたから支援するのは当然だと言われます。

 

で、この反論は完璧に間違っています。

 

 

子供を産んできた子供に恵まれなかった人、子供を作らなかった人もたくさんいます。この人達の生産性はどうなりますか?子供の数によって年金を変えますか?

 

貢献してきた生産性は子供がいるかいないかです。経済活動も入れるならLGBTの方で多額の税金を収めている人もたくさんいます。子供の有無以外の生産性をここで論じるのは杉田さんの意図する部分とは大きくずれます。

 

 

LGBT差別はない」がない

私の通っていた中学、高校でドラマやアニメのようなイジメはありませんでした。殴られたり、パシリをさせたり、金を巻き上げたり。でも、イジメってあると思うんですよ。他校では。これと同じ。なんでこれが分からないのか。それが分からない。正直、生産性うんぬんは大した問題じゃなく、このレベルの認識、想像力しかない国会議員がいることのほうがヤバイです。

 

 

求めているのは特権ではなく、人権

だと思うのですよ。一番大きな問題は結婚でしょうか。渋谷区のパートナーシップが話題になりましたけど、これも条例レベルのものであり、法的な拘束力はありません。相続に関しても厳しいルールがあります。これをクリアして得られるのは人権であり、特権ではありません。(そもそも人権を得る必要があるのが間違いなのだけど)

 

 

 

二階さんが杉田さんの発言を擁護?ととられるような発言をしました。ん~どうも自民党のこういうところが好きじゃないっす。経済政策や特区、外交に関してそんなに異論はないんですが、こういう古い家族感が嫌い。古きよき家族最高!みたいな感じ。嫌いです。