30歳。2人の子持ち親父の育児・仕事日記

30代中盤男性の育児日記です。共働き、男の子2人の4人家族。育児について、仕事について、お金についてを徒然なるままに。

子どものためにDVDや本を「現物」として手元に残すことにしました。脱断捨離。

元々断捨離は超苦手です。なので、脱というよりやっぱりしないってことになりますが。

 

子どもに何を残してあげるべきかを考える年になりました。子どもの思想信条、文化的なものって親で決まりますよね。親が音楽が好きなら自然と音楽を覚えるし、絵を描くのが趣味なら見よう見まねで描くうちに上手くなってるはず。もちろんそれに反発してってのもありますが、それはそれで影響受けちゃってるわけで。

 

私は昔から映画や本、漫画が大好きで、めちゃくちゃ影響を受けて大きくなりました。精神構造は中2から何一つ変わっていません。当然、子どもに私の血と肉となったコンテンツを残してあげたい。そう考え、色々試行錯誤し、様々な先輩達に意見を聞いてきました。その結果、便利な電子版やダウンロードをやめ、いちいち買いに行くのが面倒で、かさばるパッケージ・現物を買うことに決めたってお話です。

 

スマホタブレットは個人のメディア

スマホは一人一台の時代。これはこれでいいんです。子どもが欲しいといったら直ぐに買ってあげるつもりです。スマホの時代はそんなに長くはないでしょうが、最新のデバイスに早いうちから触れて慣れておくのは超重要。

 

ここで言いたいのは親のスマホタブレットに入っているコンテンツは子どもに繋げるのかってことです。

 

親のタブレットを子どもは見ない

エロは見たいかも。多感なころなら。いやいや、そんな話じゃない。

例えば。私はスターウォーズが大好きです。年齢的にはEP1〜3がドンピシャと暗黒時期なんですが、それでも大好きです。

また、去年の「この世界の片隅に」。これは絶対に観るべき映画だと信じています。

 

こういった私の人生に多大な影響を与え後世まで残っていく映画は自分の子どもに見せたい。そう思うのは当たり前じゃないでしょうか。

 

エンタメコンテツ押し付けるべきじゃない!これ超重要。

小学生2年のクリスマス。戦隊もののビデオをサンタさんにお願いしました。しかし届いたのは「眠れる森の美女」でした。大泣きしたの今でも覚えています。親の困った顔も覚えています。

恐らく両親は教育上いい、観ておくべき映画だと思って買ってくれたのでしょう。今の私ならそう思います。しかし、当時の私はあまりにショックで全くそのビデオを見ようとしませんでした。

 

押し付けても好きなものじゃなければ観ません。子どもってそういうものです。でも、案外たまたま置いてあったものなら手にとってしまうかもしれません。

 

これも私の子どものころ。確か小3。父は手塚治虫が好きででした。ブラックジャックジャングル大帝…ただ、小3の私からすると名前を知っている分、古臭いイメージがありました。「時代はドラコンボールにスラダンだろ。手塚治虫(笑)」なわけだったわけですね。ぶん殴りたくなりますね。

そんな時、風邪で学校を休んで超絶暇だった時、手にとったのが「七色いんこ」でした。手塚作品の中では有名だけど超有名ではないくらいでしょうか。これが衝撃で。めちゃくちゃ面白い。とにかく面白い。小さいながらグイグイ引き込まれたのを覚えています。

 

何が言いたいかというと、たまたま暇だから手にとったという偶然を排除すべきではないということです。

 

たまたま。偶然の確率を上げる

たまたま、親父の部屋にあったDVDを観てみたら世界が変わった。偶然、母親の本を読んだら涙が止まらなくなった。こういう体験はすごく大切なものです。

 

そのためにはスマホタブレットに本・映画を仕舞ってはダメだと思うのです。あれは個人のデバイスであり、他の人はアクセスしません。だから子どもが親の好きな映画や本にたまたま出会う可能性が少ないのではないか。そう思いました。

 

SNSでシェアしよう!いいねしよう!そしたら親のオススメを子どもが目にするかもよって思ったあなた!親がシェアしたもの、いいねしたものなんて観るわけないですんよ。クソぶっかけろですよ。んなもん。

 

偶然、たまたまが大事。

 

で、去年くらいから電子書籍やダウンロードを極力やめ、現物での購入にシフトしています。仕事で使うものや、これは子どもに残してもしょうがないなってのはタブレットに入れちゃってますけどね。(面白くないとかじゃなくて、時勢的に今読まないと意味がないものとかです)

 

押し付けず、ただ家にある。観ても読まなくても構わないけど、ある。どうしようもなく暇な時にたまたま観た、読んだってこが意外に後から効いてくるんじゃないかなぁ。